歯根膜(歯周靱帯)について
歯根膜(しこんまく)とは、歯槽骨に歯を植立する懸架組織のことです。歯根膜炎になると炎症により痛みを発します。歯根膜には再生、恒常性維持機構があるといわれていますが、歯根膜再生型インプラントについてもお話しします。
歯根膜とは?
歯根膜(しこんまく)とは、歯槽骨に歯を植立する懸架組織であり、その主な構成要素はコラーゲンの太い束からなる歯根膜線維であるといわれています。歯根膜線維は、タイプIII型コラーゲンを少量に含むタイプI型コラーゲンを主成分とします。弾性繊維はないとされています。歯根膜の症状として歯根膜炎があります。歯髄炎の進行により、細菌が歯根膜にまで及んで炎症を起し痛みを発します。やはり炎症や痛みはかなりつらいものがあります。
歯根膜が再生すれば
歯根膜(歯周靱帯)は、感染や種々のストレスに反応して歯周組織の発生・修復・再生に関与し、恒常性を維持しているものと考えられており、歯根膜には再生、恒常性維持機構があるとの事です。歯根膜を簡単に言えば歯根と歯茎と間でクッションの役割を果たす組織で、歯を通した刺激を脳へ伝え、神経や血管の再生機能を持ちます。つまり、「歯の移植後に歯根膜が再生すれば、噛み応えが戻ってくる」ということです。
歯根膜再生型インプラント?
将来の治療方法として歯根膜再生型インプラントができると言った話なのですが、これは論理上不可能なようです。歯根膜というのは、歯が生まれる時に歯根の一部や周りの骨とセットで形成されます。ですから後から部分的に作るというのは理論上不可能となっています。インプラントの周りに歯根膜を作るぐらいなら、歯ごと再生する方が技術的には簡単そうな気がします。歯根膜にかかわらず、体の組織というのは体全体につながっているので歯といえども軽く考えていては大変なことになりかねません。
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